眠らなきゃいけないこんな夜に限って眠れない。気がする。

土日2日間,家から出なかった。そのおかげで部屋はきれいになったけれど,相変わらず心は腐ったままである。

友達からむかしお付き合いしていた人の噂を聞いた。あまりいい噂じゃなかった。ほんとか嘘かはわからない。心が弱いのは知っていたけれども,それでも彼にはしぶとく生きてほしいと思う。もう会うこともないだろうけれど,幸せになってほしいと思っている。私が思う幸せと,彼が望む幸せはきっと違うだろうから,もしかしたら今も幸せなのかもしれないけれど。健全じゃない幸せもあるよね。

明日こそは朝早く起きる。私は自分を更生するので精一杯。

あの日私が救急車を呼ばなければ母は死なずに済んだんじゃないか。「よばないで」って言った言葉を無視しなければ今でも母さんから父の愚痴を聞いていたんじゃないだろうか。私が呼ばなければ。そんなどうしようもないことを考えながら寝たら明け方に母の夢を見た。もういちど会いたくて寝直したけどもう眠れなかった。

遅刻しそうだったので急に午前中テレワークにしたら上司に怒られた。そりゃそうだ。いっそこの理由をざこしなみに誇張して話してみりゃ同情してくれるかもと思ったけどあさましすぎてやめた。

夜8時過ぎの会社帰り「最近いろいろあって眠れていない」と目を真っ赤にした女の子の話を聞きながら,わかるーって言った。けどぜったい私にはわからないことだった。わかるって顔が引き攣るくらいにはわからない。なぜならわたしは眠れなかったことがないのである。母さんが亡くなった時ですらぐっすりすやすや眠れたのである。眠れなかったらなーと思う。ぶっちゃけ健康なのである。問題があるのは体調じゃなくてこの甘ったれた根性だけなのである。なんでも母さんのせいにしそう。そこまでの筋立てを考えるのだけ異様に得意。ごめん母さん。怒らんといて。

母さんには会いたいけど,会いたくてたまんないと思っているけれど,後悔もしているけれど。母といういち女性を失ったことではなくて,自分を最も愛してくれる人を失ったというところに一番傷ついているのがわかっていて,ほんと自分のことばっかと吐き捨てたくなる。

数年前に書いたブログに母に「ゆっくり大人になっていいんだよ」と言われたと書いてあり,そんなことを言ってくれる人を,いつでも自分の味方になってくれる人を,無くしてしまったことにたいしてまた泣けてきたので,自分を殴りたくなった。

でもしょうがないっちゃしょうがない。私のエゴが強いのは今に始まった事ではないし,母でない母を私は知らないのである。そして,母である母を恋しく思うのは,子供として真っ当なんじゃないかとも思う。でも,それってどうなんだろう。まともがわからない(坂本慎太郎また会いたい人たち
また見たい あの場面
もどりたい場所など
はたしてあったっけ?

はー明日も会社行きたくないなーそんな人間になっちゃったなー

 

 

200121

夜10時

天気は晴れ、雲間に星が見える。

 

連日の強風で、西門付近においてけぼりになっているチャリンコが全て倒れていた。

今日は星が見えるので少し遠回りして帰った。「凍てつく」という表現がぴったりの冷たい夜だった。

 

水たまりに反射する街灯の光で、そこに、うすごおりが張っている事に気がついた。傘でつつくとあまりに簡単に壊れるものだから驚いた。

 

 

 

 

Tomからラインが来た。彼はきっと「日本人の女の子」が好きだ。なんというか、そういう人種的な好き、を受けたのは初めてで少しだけひいてしまう。「可愛い」から好きは嫌、とかなんとか、いつもいろんな理由をつけて好きから逃げてきたけれど、ここまでくると、それだって良い理由だったんじゃないかと思えてくる。

普通の人と普通に恋愛したいのになんでうまくいかないのかな。私が悪いのか。高望みしすぎなのか。なんだか人との距離感がうまく取れない日々が続いている。

実家から帰宅。

駅からの帰り道は肌寒かったのに、アパートの鍵を開けて部屋に入ると、いつかの暖かい空気がまだ残っていて少し蒸し暑かった。1日着ていた赤いワンピースを脱ぎ捨てて、涼しい格好になり、水を飲む。電車で見た天気予報によるとまだ梅雨がぐずっているようだけど、もうそろそろ夏と呼ばれる季節になるのかな。

 

 

おやすみ。