と呼ばれるカタツムリの恋愛最終兵器的なものの存在を知った。
倫理観が無いとこんな感じに進化するんだろうか。
https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/date/detail---id-33241.html
カタツムリはそれにおいて余りに利己的だから人間に生まれてよかったなあ、と思う。
ハイエナにしろカタツムリにしろカマキリにしろキリンにしろ、動物界の愛情表現の裏にはピッタリと暴力が貼り付いている。
気持ち悪いと思う人間が異常なのかもしれないけど、やっぱり生き物って何処か歪んでる。
たぬき(仮名)にこの話をしたら
「あいえさん、カタツムリの研究したら? 恋の矢があるなら、愛の枝もあるかも」
と言われた。
物騒な。
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今日は図書館の古本市で「動物シンボル事典」という版を買った。
その名の通り、動物が宗教や社会において何のシンボルとして扱われてきたかが書いてある本である。
例えば、カタツムリが象徴しているのは「再生」だそうで、先史時代の墳墓からは死者の首周りに首飾りとしてかけられているのが発見されているらしい。
ひー。
他にもドラゴンやハルピュイアなんかの実在しない動物の説明や絵なんかも入っていて、ちょっとだけワクワクしてしまう。漫画家の人とかが読んだら何か作品が生まれそう。
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夕方、陽が沈む前に家を出た。
夏に余った花火を使うため海に向かう。
少し湿気っていたけれど、ちゃんと燃えてくれた。
もう夏はとっくに終わったけれど、火薬の匂いはどこか夏を連想させるから少しだけドキドキする。
今夜は月がとても明るくて、あかりが無くても友達のわらう顔が見えた。
新潟は冬へまっしぐら。
部屋の掃除がちっとも終わらない。