メリクリ終わる5秒前

あと5秒でクリスマスが終わる。とか書いてたら終わったなクリスマス。

今日はクリスマスだった。私は朝から一人きりで誰とも会話することなく1日が終わった。悲しくないって言ったら嘘になるけど今はそれほど悲しくはない。喉が痛いのは気がかりだけど、風邪になったら誰か心配してくれるだろうかという心配の方がはるかに大きい。

平成最後のクリスマスはどうでしたか皆さん。彼女と過ごした方、ケーキをたくさん食べた方、友達と笑って終わった方、気になっている人とドキドキしながら過ごした方、様々なクリスマスがあったことと思いますが感想はどうでしょうか。私は今年のクリスマスは総じてちょっピリ失敗といった感じでありました。昨日のイブはいろんな人と会ったけど、なんだかみんなに嫌われてしまったような気がしたり、いやいやさすがにそんなことはないってわかっているけどなんとなくもう人と話すのだるいと思ったり。いつも誰かに嫌われたくなくて、嫌われないように嫌われないようにって過ごしているけど結局ひとりぼっちになってて笑えてしまう。嫌われないようにと取った策が1番の悪手だったなんてことは往々にしてよくあって、でもそれがクリスマスに起こってしまったということが私の心にパンチをボコボコ食らわしたことは自明で、私はまだ仏教徒になりきれてないなと悟りを開こうとしたりしているわけです。

今年、20歳。節目のクリスマスプレゼントはメンマ一袋と笑顔になれるスープ(一杯分)のみで、包装されたプレゼントをもらわない初めてのクリスマスでした。クリスマス当日は明石家さんまのなんとか御殿を見ていた時にいくらか笑ったけど、それ以外本当に声を発してない。これはやばいなと思って、クリスマスバイト終わりの後輩にマックをおごるという口実で人と会おうとし「今日マック奢ろうか?」というラインを送ったのだけど、あまりにも返信がないのでこっそり送信取り消しして、「また今度遊んで!」と送り直したのでした。そしてやはり誰とも会わず一人眠ろうとしているわけです。おいおい寂しいな私よ。

元はと言えば昨日の夜、つまりはクリスマスイブ、完全にオールするムードになっていた学科の独り身の友達とのクリスマス会を「ちょっと用事が」なんつって抜け出して、先輩とともにピザパを荒らしに行ったのがよくなかった。アポなしで部屋に入ってみると完全にアウェイムードで、3年私しかいないし、その先輩は私を置いて馴染んでしまうし、私はみんなの前で「ななふし」のモノマネをさせられて盛大に滑るし、後輩はドン引きしながらめカメラ構えてるし、ある先輩は暖かい目で見てくるし、ある先輩は携帯を見てて目を合わせてもくれないし、ある人は苦笑いしてるし、はあ、もう、やりにくいったらありゃしない。もう早く帰りたくて明日の朝用事があるふりをして1時間ほどで逃げ出してしまった。誰にも嫌われたくない私にとって、話したことない人やタイプが分からない人がたくさんいるあそこは地獄だった。それはもう、次の日に誰とも話したくないと思うくらいには。

あまりにもメンタルブレイクしたのでもう一度友達の家に行ったのだけれどピンポン押すのに五分かかった。ええいままよとピンポン押すと「おかえり、どうしたの!」なんて言ってくれてその友達があまりにも優しくてなんだか泣いてしまった。楽しいクリスマスイブだったはずなのに卑屈な感じでごめんよ友。

 

まあそんな感じのクリスマスも無事終わり、明日からはまた普通の平穏な日々が戻ってくる。今朝見た朝ドラで、死にゆくおじいちゃんが言っていた名言「思い返せば全部大したことなかった」という言葉を思い出しながら、また今日も眠る。

明日は今日より笑えたらいいなと願う。